日本では昔から「夏をもって旨(むね) とすべし」という考えが基本で、家の断 熱性能を検討する際には「夏の蒸し暑さを凌ぐ」ことが中心とされてきました。

「冬の寒さは我慢する」考え がそのまま後世へ伝わり、寒さ対策への 技術開発は後回しにされてきたのです。

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その結果、冬場に起こりやすい“温度 ムラ”によるヒートショックなどの健康 リスクが問いただされ、最近では住まいの断熱性能が居住者の健康に与える効果に密接に関係することが報告されています。

 

そのため、現在では断熱材の種類や断熱性がさらに向上した密度の高い製品、断熱性能が 強化された窓ガラスや施工が簡単な断熱玄関ドアや断熱窓も開発されており、数十年前とは比較にならないほど省エネ商品が生み出されてきました。